2026年7月の投資記録です。
日経平均は月間で約8%下がりました。ところが自分の資産は、前月比プラス6.44%で終わっています。
ちょうど7月に「日経平均が下がった日、自分の資産は増えていた」という記事を書きましたが、それが1日ではなく1ヶ月単位で起きた月になりました。
① 今月の市況概観
7月は、AI・半導体関連株が売られ続けた1ヶ月でした。
| 指標 | 6月末 | 7月末 | 月間 |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 70,062円 | 64,362円 | -5,700円(約-8.1%) |
| TOPIX | 約4,000 | 約4,010 | ほぼ横ばい |
| ドル円 | 162円台半ば | 160円前後 | 円高方向 |
日経平均は7月17日に一時4,000円以上下落し、6万3,000円台を割り込みました。28日にも2,566円安と大幅に下げています。
一方で、最終日の31日は2,494円高と急反発しました。前日の米国市場で半導体株が大きく買われた流れを引き継いだ形です。
1日で2,000円3,000円と動く相場が続いた月でした。ニュースを見るたびに数字が大きく、落ち着かない1ヶ月だったと思います。
② 日経平均とTOPIXの動き
今月いちばん印象に残ったのは、日経平均とTOPIXの差です。
日経平均は約8%下がりました。ところがTOPIXは、月間でほぼ横ばいでした。
7月19日に、NT倍率(日経平均÷TOPIX)についての記事を公開しました。「日経平均だけが強い、偏った相場」を数字で確認する記事です。
その直後から、相場は真逆に動きました。
| 時期 | NT倍率 | 相場の状態 |
|---|---|---|
| 6月末 | 約17.5倍 | 日経平均だけが強い |
| 7月末 | 約16倍 | 日経平均だけが弱い |
売られたのはAI・半導体関連です。逆に、出遅れていた銀行、保険、自動車、商社といった割安株には資金が入りました。
NT倍率の記事では「次はTOPIXの番だと単純に考えるのは危ない」と書きました。実際にその通りの動きが起きたわけですが、これは予測が当たったという話ではありません。たまたまです。
大事なのは、日経平均だけを見ていると相場の全体が見えないということです。7月はそれがはっきり出た月でした。
▼NT倍率について詳しく
👉 NT倍率とは?日経平均だけ強い相場の偏りが数字で見えた|50代の使い方
③ FX(ドル円)
7月は、円安から円高へ流れが変わった月でした。
6月末は1ドル162円台半ばでしたが、7月31日には政府・日銀による為替介入の観測が広がり、ドル円は一時5円ほど急速に円高に振れています。
円安は、今の自分にはありがたくない
円安が進むと、オルカンの評価額は上がります。今月の投資信託の伸びにも、その分が含まれています。
ただ、今の自分にとって円安はありがたくありません。まだ積み立てている最中なので、これから買う分が割高になるからです。
資産形成中に欲しいのは、評価額ではなく口数です。安く買えれば、同じ金額でたくさん買えます。
逆に、取り崩しを始めてからは真逆になります。同じ出来事が、時期によって意味がひっくり返ります。
| 起きること | 今:資産形成中 (買っている時期) | 将来:取り崩し中 (売っている時期) |
|---|---|---|
| 円高・基準価額が下がる | ◎ 歓迎 同じ金額で口数が多く買える | × 困る 同じ口数でも受け取る金額が減る |
| 円安・基準価額が上がる | × 困る 同じ金額で買える口数が減る | ◎ 歓迎 同じ口数でも受け取る金額が増える |
今の自分は、左の列にいます。だから、評価額が上がって喜ぶ立場ではありません。ゴールは今ではないので、今は安く買えることを優先したい。
資産形成中は、口数を増やす期間
取り崩しが始まったら、口数を減らす期間になります。
同じ相場でも、どちらの期間にいるかで意味が変わります。
そういう意味では、7月末の円高はむしろ歓迎です。といっても、為替も相場も自分でどうにかできるものではありません。積立額は変えていません。
④ ポートフォリオ成績
7月末時点の資産状況です。
| 区分 | 時価評価額 | 前月比 | 評価損益 |
|---|---|---|---|
| 資産合計 | 4,303,101円 | +260,355円(+6.44%) | +759,878円 |
| 国内株式 | 2,854,936円 | +175,676円(+6.56%) | +566,712円 |
| 投資信託 | 1,448,165円 | +84,679円(+6.21%) | +193,166円 |
資産合計は430万円台に乗りました。日経平均が約8%下がった月に、資産は6.44%増えています。
今月は個別株を1株も買っていません。つまりこの増え方は、買い増しによるものではなく、持っている株の値上がりだけによるものです。
理由ははっきりしています。今月売られたのはAI・半導体関連で、自分はそれをほとんど持っていないからです。逆に、資金が入った銀行・保険・自動車といった割安株のほうを持っています。
自分の実力ではありません。持っている銘柄の性格と、今月の相場の向きが、たまたま合っただけです。
逆に言えば、AI・半導体が強い月には、自分の資産は日経平均ほど増えません。実際、これまで何度もそうでした。どちらが良い悪いではなく、性格が違うということです。
▼この現象について詳しく
👉 日経平均が下がった日、自分の資産は増えていた|高配当株投資で気づいたこと
銘柄数は45、でも金額は上位に偏っている
国内株式は45銘柄を持っています。分散を意識して、少しずつ銘柄数を増やしてきました。
業種で分けると、23業種に分かれています。数だけ見れば、かなり分散できているように見えます。
ところが、金額の構成比で見るとこうなります。

| 業種 | 構成比 |
|---|---|
| 医薬品 | 19.7% |
| 倉庫・運輸 | 14.9% |
| 情報・通信 | 12.8% |
| 銀行 | 12.5% |
| 化学 | 12.1% |
| 輸送用機器 | 10.7% |
| 上位6業種の合計 | 82.7% |
| 残り17業種 | 17.3% |
上位6業種で8割を超えています。銘柄で見ても同じで、上位7銘柄が全体の約82%です。
業種の種類が足りないわけではありませんでした。足りないのは、金額のバランスの方です。なぜそうなっているのか、そしてどうしていくかは、⑤で書きます。
⑤ 今月の行動
7月は、個別株の売買をしていません。買ってもいないし、売ってもいません。
やったのは、オルカンの積立だけです。設定してあるので、自動で買い付けられています。
日経平均が1日で2,000円3,000円と動く月でしたが、何もしませんでした。正確に言うと、何もしないことにしています。
相場が荒れると「今が買い時では」とも「一度売ったほうが」とも思います。ただ、そこで動いても、うまくいった記憶がありません。だから、決めた積立だけを続けています。
結果として資産は増えましたが、それは自分が何かしたからではありません。
分散しているつもりが、金額では偏っていた
分散が大事なことは、始めた頃から知っていました。だから複数の銘柄を買って、分散しているつもりでいました。
ただ、当時はミニ株(1株から買える単元未満株)という仕組みをよく分かっていませんでした。だから、良さそうな銘柄を100株単位で買っていました。1銘柄あたりの金額が、どうしても大きくなります。
その後、勉強していくうちに「もっと分散した方がいい」と分かってきました。そこからはミニ株を使って、1銘柄あたりを小さくしながら銘柄数を増やしてきました。
結果として、初期に100株で買った銘柄だけが金額的に大きいまま残っています。上位を占めるのは医薬品・倉庫運輸・情報通信・銀行・化学・輸送用機器で、いずれも取得価格が今よりかなり安い状態です。
これらを売って組み替えることはしません。この価格では、もう同じ株数を買えないからです。配当をもらい続けるのが目的なので、評価額が偏っていること自体は、それほど問題視していません。
これから、どう分散を広げていくか
調べてみて分かったのは、業種の種類は足りているということでした。23業種に分かれています。当初は「もっと業種を増やそう」と考えていましたが、そこは問題ではありませんでした。
足りないのは、金額のバランスです。上位6業種で83%、残り17業種で17%。種類はあっても、金額は6つに集まっています。
なので、これから買う分は比率の小さい業種に寄せていきます。目安はこうです。
| 項目 | 現在(7月末) | 当面の目安 |
|---|---|---|
| 銘柄数 | 45銘柄 | 80銘柄くらいまで |
| 業種数 | 23業種 | 維持しながら中身を厚くする |
| 上位6業種の比率 | 82.7% | 少しずつ下げていく |
ここで言う「比率を下げる」は、上位の銘柄を売るという意味ではありません。
他の業種を買い増して全体を大きくすることで、結果的に上位の割合が下がる、という意味です。売らずに、これから買う分だけで調整します。
1業種に1銘柄しかない業種がまだ多いので、そこを3銘柄くらいまで増やしていくイメージです。新しい業種を探すより、すでに持っている業種を厚くする方が現実的だと思っています。
急ぎません。毎月ミニ株で少しずつ買い足して、比率がじわじわ変わればいい。1年後にこのグラフがどうなっているか、それを見るのも月次記録の楽しみです。
7月の配当は、ゼロだった
先月6月は、配当金が34,834円入りました。今年に入って一番多い月でした。
その反動というわけではありませんが、7月の配当はゼロです。1円も入っていません。
国内株式の配当は、3月決算・9月決算の企業が多く、6月と12月に受け取りが集中します。だから7月のように、まったく入らない月があります。
| 月 | 受取配当金 |
|---|---|
| 2026年5月 | 5,175円 |
| 2026年6月 | 34,834円 |
| 2026年7月 | 0円 |
配当は毎月均等に入るものではありません。月によってこれだけ差があります。6月にまとまって入ると嬉しくなりますが、それを12で割って「毎月これくらい」と考えると、実態を見誤ります。
年間で受け取った合計を12で割る。配当を考えるときは、そのくらいの目線がちょうどいいと思っています。
⑥ 投資家心理
相場が荒れた月だったので、心理を示す指標も動きました。
| 指標 | 7月の水準 | 状態 |
|---|---|---|
| 日経平均VI | 7月17日に40.06 (一時42.95) | 警戒感が急上昇 |
| CNN Fear & Greed Index | 7月下旬に37前後 | Fear(恐怖) |
日経平均VIは、投資家が今後の値動きの大きさをどう見ているかを示す指数です。通常は20前後で、30を超えると警戒水準とされます。7月17日には40を超えました。
CNN Fear & Greed Indexも、7月を通して「Fear(恐怖)」のゾーンにいました。
数字を見ると、市場全体がかなり不安になっていた月だったことが分かります。自分の資産は増えていましたが、相場そのものは荒れていました。
参考リンク
👉 CNN Fear & Greed Index
👉 日経平均VI(日本経済新聞)
⑦ 来月への一言
日経平均が8%下がった月に、資産が6.44%増えました。数字だけ見れば良い月です。
ただ、これは自分が何かうまくやった結果ではありません。売られたセクターを持っていなくて、買われたセクターを持っていた。それだけです。来月は逆になるかもしれません。
7月の配当はゼロ、保有はまだ上位に偏ったまま。増えた数字の裏側は、こんなものです。
やることは変わりません。オルカンの積立は淡々と続ける。高配当株は、これから買う分で少しずつバランスを取りながら、配当をもらい続ける。それだけです。
運用環境(楽天トリオ)
口座や積立の動線は楽天カード・楽天証券・楽天銀行にまとめています。
配当金は株式数比例配分方式で証券口座に受け取っているので、NISA分は非課税のまま再投資にまわせます。
👉 楽天カード・楽天証券・楽天銀行をまとめるメリット|投資管理がラクになった話
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※本記事は個人の投資記録であり、特定の銘柄や投資手法を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

