2026年8月の投資記録です。
先月は「これから買う分で、少しずつ偏りをならしていく」と書きました。8月はその通りに動いたので、その結果も含めて記録しておきます。
① 今月の市況概観
8月は、上下に大きく振れた1ヶ月でした。
| 指標 | 7月末 | 8月末 | 月間 |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 64,362円 | 66,312円 | +1,950円(約+3.0%) |
| TOPIX | 約4,010 | 4,156 | 約+3.6% |
| ドル円 | 160円前後 | 159〜160円 | 月中に155円台まで円高 |
月の初めは、中東情勢の緩和期待から一時2,200円超の上昇。翌日には1,000円を超える反落。中旬には4週間ぶりに6万8,000円台を回復し、19日には2,134円安と大幅続落。
1日で2,000円動く日が、今月も何度もありました。ニュースを見るたびに数字が大きくて、落ち着かない月でした。
それでも月間で見れば、日経平均は3%上昇して終わっています。日々の値動きと、1ヶ月の結果は別物だと改めて思います。
② 日経平均とTOPIXの動き
今月は、日経平均が約3.0%、TOPIXが約3.6%の上昇でした。TOPIXの方がわずかに強い月です。
先月、NT倍率(日経平均÷TOPIX)が17.5倍前後から16倍台まで急低下したことを書きました。8月末時点では約15.9倍で、ほぼ横ばいのまま推移しています。
7月に起きた「日経平均だけが強い相場」の巻き戻しは、8月も続いている状態です。AI・半導体関連が主導する相場から、それ以外にも資金が広がる流れが定着しつつあるように見えます。
ただ、これがいつまで続くかは分かりません。相場の向きを当てにいくつもりはないので、自分は自分の積立を続けるだけです。
▼NT倍率について詳しく
👉 NT倍率とは?日経平均だけ強い相場の偏りが数字で見えた|50代の使い方
③ FX(ドル円)と金利
8月の為替は、月初と月末で表情がまったく違いました。
15年ぶりの日米協調介入があった
7月末、日米両政府が円買いの協調介入を実施しました。
7月30日に日本が単独で介入し、翌31日に米国が加わる形です。協調介入は2011年の東日本大震災直後以来15年ぶり、円買い方向での日米協調に限れば1998年のアジア通貨危機以来28年ぶりとのことです。
背景には、7月下旬に1ドル164円に迫り、約40年ぶりの円安水準になっていたことがあります。
この影響で、8月初めのドル円は一時155円台まで円高に振れました。
月末には160円台へ戻った
ただ、円高は続きませんでした。
8月下旬のジャクソンホール会議で、FRB議長が物価への警戒を示し、追加利上げの可能性に言及します。これを受けて9月の利上げ観測が急に高まり、ドルが買われました。
8月末のドル円は159円台後半から160円台前半。介入前の水準近くまで戻っています。
| 時期 | ドル円 | 出来事 |
|---|---|---|
| 7月下旬 | 164円に接近 | 約40年ぶりの円安水準 |
| 7月30〜31日 | — | 日本単独介入、翌日に日米協調介入 |
| 8月上旬 | 155円台 | 介入を受けて円高へ |
| 8月末 | 159〜160円 | 米利上げ観測で円安に戻る |
国内の長期金利も30年ぶりの水準
8月17日には、日本の長期金利が一時2.930%と、約30年ぶりの高い水準をつけました。日本でも利上げが意識される場面が出てきています。
それでも、やることは変わらなかった
先月の月次報告で、資産形成中は円高の方がありがたいと書きました。同じ金額で買える口数が増えるからです。
実際に8月上旬は155円台まで円高が進みました。理屈で言えば、買い増すチャンスだったことになります。
ただ、何もしていません。積立額も変えていません。淡々と、いつも通り積み立てただけです。
介入があった、円高になった、また戻った。そういうニュースは目に入りますが、積立の設定を変える理由にはなりませんでした。
為替を見て動き始めたら、次は「今月は待とうか」と考えることになります。それは自分には向いていないと思っています。
④ ポートフォリオ成績
8月末時点の資産状況です。
| 区分 | 時価評価額 | 前月比 | 評価損益 |
|---|---|---|---|
| 資産合計 | 4,725,888円 | +422,787円(+9.83%) | +880,874円 |
| 国内株式 | 3,122,840円 | +267,904円(+9.38%) | +637,826円 |
| 投資信託 | 1,603,048円 | +154,883円(+10.70%) | +243,048円 |
資産合計は470万円台に乗りました。前月比プラス9.83%です。
ただし、この数字はそのまま受け取れません。資産が増える理由には、2種類あるからです。
- 自分で入れたお金:財布から証券口座に移しただけ。増えたわけではない
- 相場で増えたお金:持っている株や投信の値段が上がった分。これが本当の増加
8月に増えた約42万円を、この2つに分けるとこうなります。
| 内訳 | 金額 |
|---|---|
| 自分で入れたお金(オルカンの積立) | 約10万円 |
| 自分で入れたお金(個別株を買った分) | 約19万円 |
| 相場で増えたお金(持っている株の値上がり) | 約12万円 |
| 合計 | 約42万円 |
つまり、42万円増えたうち29万円は自分が入れたお金です。相場で増えたのは12万円分でした。
先月は個別株を1株も買っていなかったので、増加分がまるごと値上がりでした。今月は買っているので、同じ「前月比プラス」でも中身が違います。
月次報告で数字を並べていると、増えた金額だけを見て気分がよくなりがちです。でも、入れたお金と増えたお金は分けて見ないと、自分の成績を誤解します。
⑤ 今月の行動
4銘柄を買った
今月は、新規で1銘柄、買い増しで3銘柄を買いました。
| 区分 | 業種 | 金額の目安 |
|---|---|---|
| 買い増し | 金属製品 | 約12万円 |
| 新規 | 電気機器 | 約3万円 |
| 買い増し | 小売 | 約2.6万円 |
| 買い増し | 精密機器 | 約1.6万円 |
選ぶときに意識したのは、比率の小さい業種に寄せることです。先月「これから買う分でならしていく」と書いた通りの動きです。
ルール通りではない買い方もした
正直に書いておくと、全部がルール通りではありません。
自分の買う目安は「景気敏感な業種は20%程度、ディフェンシブな業種は10%程度下がったら」です。ところが今月一番大きく買った銘柄は、当初買った値段より上がっている状態でした。
それでも買ったのは、上がった後でもまだ割安だと感じたからです。
ただ、これは後から理由をつけているだけかもしれません。「割安だと感じた」というのは数字ではなく感覚です。ルールを守れなかったのか、ルールを曲げたのか。自分でもはっきりしません。
結果がどうなるかは、しばらく経たないと分かりません。1年後の月次報告で振り返ることになると思います。
成長投資枠で積立を始めた
保険を見直して、毎月の支出が少し減りました。その分を成長投資枠に回すことにして、8月から積立を始めています。
今月は5,000円、来月から1万円の予定です。
これでNISAの積立は、つみたて投資枠で月10万円、成長投資枠で月1万円の形になります。どちらもオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)です。
8月の配当は120円
今月受け取った配当は120円でした。サービス業の1銘柄のみです。
| 月 | 受取配当金 |
|---|---|
| 2026年5月 | 5,175円 |
| 2026年6月 | 34,834円 |
| 2026年7月 | 0円 |
| 2026年8月 | 120円 |
7月がゼロ、8月が120円。6月に34,834円入ったのが遠い昔のようです。
国内株式の配当は6月と12月に集中するので、この時期はこんなものです。分かってはいても、通帳に何も入らない月が続くと少し寂しくはあります。
⑥ 分散はどう変わったか
先月、保有の偏りについて書きました。銘柄数は45あるのに、上位7銘柄で全体の8割を占めている、という話です。
1ヶ月でどう変わったかを見てみます。
| 項目 | 7月末 | 8月末 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 銘柄数 | 45銘柄 | 46銘柄 | +1 |
| 業種数 | 23業種 | 24業種 | +1 |
| 上位7銘柄の比率 | 81.7% | 76.4% | -5.3ポイント |
| 上位6業種の比率 | 82.7% | 78.0% | -4.7ポイント |
1銘柄も売らずに、上位の比率が5ポイント下がりました。業種数が1つ増えたのは、今月新しく買った電気機器が、これまで持っていなかった業種だったからです。
先月書いた「売らずに、これから買う分だけで調整する」というやり方が、数字として動いたことになります。
もちろん1ヶ月で劇的に変わるものではありません。上位7銘柄で76%というのは、まだかなり偏っています。目安にしている80銘柄までは、あと34銘柄あります。
それでも、方針を書いて、その通りに動いて、数字が動いた。これは記録として残しておきたいと思いました。
⑦ 投資家心理
8月は上下に振れた月でしたが、7月ほどの警戒感は出ていません。
7月17日には日経平均VI(値動きの大きさへの警戒度を示す指数)が40を超えましたが、8月はそこまでの水準には達していません。
大きく下げる日はあったものの、市場全体がパニックになるような場面はありませんでした。
月末にかけては、米国の利上げ観測が意識されています。9月の相場は、そのあたりが焦点になりそうです。
参考リンク
👉 CNN Fear & Greed Index
👉 日経平均VI(日本経済新聞)
⑧ 来月への一言
資産は470万円台になりました。ただ、増えた42万円のうち29万円は自分が入れたお金です。相場で増えたのは12万円分。数字の見え方に流されないようにしたいと思います。
今月は、先月書いた方針の通りに買い、上位の偏りが5ポイント下がりました。一方で、ルール通りではない買い方もしています。うまくやれた部分と、そうでない部分が両方ありました。
やることは変わりません。オルカンの積立は淡々と続ける。高配当株は、比率の小さい業種を少しずつ買い足していく。それだけです。
運用環境(楽天トリオ)
口座や積立の動線は楽天カード・楽天証券・楽天銀行にまとめています。
配当金は株式数比例配分方式で証券口座に受け取っているので、NISA分は非課税のまま再投資にまわせます。
👉 楽天カード・楽天証券・楽天銀行をまとめるメリット|投資管理がラクになった話
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👉 【50代・NISA運用】2026年7月の投資記録|日経平均が8%下がった月に、資産は増えていた
▼高配当株をどう選んでいるか
👉 高配当株の買い方|初心者が見るべき指標と自分の判断基準
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👉 日経平均が下がった日、自分の資産は増えていた|高配当株投資で気づいたこと
※本記事は個人の投資記録であり、特定の銘柄や投資手法を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
