投資信託は思った価格で買えない|基準価額を後から理解した話

投資信託の基準価額の仕組みを理解する前後の50代のイメージ インデックス投資

結論から言うと、
投資信託は「思ったタイミング・思った価格」では買えません。

自分は先日の積立で、それを改めて実感しました。

円高方向に動いていたので、
「今月は口数が少し増えるかな」と思っていたのですが、
実際は先月とほとんど変わらず。

正直、「あれ?」という感覚でした。

なぜそうなるのか、
自分の中でようやく整理がついたので書き残しておきます。

同じように「最初の不安」を感じていた方は、
こちらも参考になると思います。
投資を始める前に一番不安だったこと|実際に始めて分かったこと


為替が動いた日に、すぐ反映されると思っていた

円高に動いた日に注文すれば、
「その日の為替で安く買える」と思っていました。

だから、
「口数も増えるはず」と考えていたんです。

でも実際は、その月もほとんど変わりませんでした。

あとで仕組みを調べて、
自分の勘違いに気づきました。


投資信託は注文時点の価格ではなく、基準価額で決まる

あとから分かったのは、
投資信託は「注文した時の価格」では買えないということです。

基準価額は、その日の取引が終わったあとに決まる仕組みで、
注文した時点では価格は確定していません。

さらに、オルカンやS&P500のような海外株式の投資信託は、
翌営業日の基準価額で約定するケースが多いです。

米国市場が日本時間の夜に動くため、
注文した翌日にようやく価格が確定します。

自分が「円高なのに口数が増えなかった」と感じたのも、
注文した日と実際に約定した日がズレていたからです。


投資信託は「思った値段」で買えない

株やETFは、
「この価格で買う」という指値注文ができます。

でも投資信託は違います。

あくまで、
約定日の基準価額でまとめて購入される仕組みです。

だから、
思ったタイミング・思った価格で買うことはできません。

注文から約定までの流れを整理すると

言葉だけだと分かりにくいので、
自分が混乱していた部分を表にしてみました。

種類使われる基準価額価格が分かるのは
国内資産が中心の投資信託注文日の基準価額その日の夜
オルカンなど海外株式の投資信託翌営業日の基準価額注文の翌日以降
株・ETF注文時の市場価格その場ですぐ

ポイントは、注文した時点では価格がまだ決まっていないことです。

自分がオルカンで「円高の日を狙ったつもり」だったのに口数が変わらなかったのは、
実際に約定したのが翌営業日で、そのときの為替と株価で計算されていたからでした。

締切時間(申込の締切)を過ぎると、さらに一日ずれることもあります。
「今日の相場を見て動く」という買い方が、そもそも成立しない仕組みです。


自分がしていた3つの勘違い

振り返ると、株の感覚のまま投資信託を見ていました。

  • 「この価格で買う」と指定できると思っていた
    → 投資信託に指値注文はありません。金額を指定して買う商品です
  • 注文した日の価格で買えると思っていた
    → 価格が決まるのは取引が終わったあと。海外資産ならさらに翌営業日です
  • 円高の日を狙えば安く買えると思っていた
    → 狙った日と約定日がずれるので、狙いどおりにはなりません

どれも、株やETFなら成り立つ考え方です。
投資信託は別の商品だと分けて考えるようになってから、モヤモヤが減りました。


積立なら、そこまで気にしなくていい理由

一回ごとの価格がずれることは、正直あります。
ただ、積立を続けていると、その差はならされていきます。

高いときも安いときも同じ金額で買い続けるので、
「今月ちょっと高かった」は、翌月以降の買い付けで平均化されていくからです。

むしろ、毎回の基準価額を気にして買う日をずらしていた方が、
判断を間違えたときの影響が大きいと感じています。

自分は積立日を決めてからは、その日に何円で買えたかを追いかけるのをやめました。
確認するのは月に一度、月次報告をまとめるときだけです。


このあたりで混乱しやすいのが、
投資信託とETFの違いです。

価格の決まり方以外にも、
取引時間や信託報酬など、違いはいくつかあります。

同じ「インデックス投資」でも、
投資信託とETFでは買い方も価格の決まり方も違います。
自分は手間の少なさを優先して、投資信託を選びました。


実際にやってみて感じたこと

最初は違和感がありましたが、
仕組みを理解すると気にならなくなりました。

自分の場合、毎月の積立日を決めてからは、
基準価額を日々チェックすることはやめました。

為替の動きも、
月次報告のときに振り返るくらいで十分。

むしろ、
価格を気にしすぎなくていい分、
長く続けやすいと感じています。

積立の考え方で迷っている方は、
こちらも参考になると思います。

NISAの積立は毎日と毎月どっちがいい?インデックス投資で比較


結論|タイミングを測るほど疲れる

投資信託は、
思った価格で買えない仕組みです。

最初は戸惑いますが、
理解してしまえばシンプルです。

タイミングを測ろうとするほど、
逆に疲れます。

淡々と続ける方が、結果的に楽でした。

投資信託を株の感覚で買っていた頃の話は、
こちらの記事で書いています。

投資信託を株の感覚で買っていた頃|円高でも口数が増えなかった話



補足:
▼投資管理をラクにしたい方へ

楽天カード・楽天証券・楽天銀行をまとめた理由を、
実体験ベースで書いています。

楽天カード・楽天証券・楽天銀行をまとめるメリット|投資管理がラクになった話

※本記事は個人の体験に基づくものであり、
特定の銘柄や投資手法を推奨するものではありません。
最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

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さんじ

51歳の会社員。副業でブログを運営しています。

システム開発とインフラ設計に約20年携わった後、財務経理部門へ。
簿記2級・ビジネス実務法務検定2級・宅地建物取引士・FP技能士2級を保有。

投資歴は2年。49歳から楽天証券のNISAでオルカンを積立、
余剰資金で高配当株(ミニ株)を約50銘柄保有しています。

「50代から始める投資で迷ったこと・気づいたこと」を、
実体験ベースで等身大に発信しています。

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